必要な場所に、必要な筋力をつける、シューズはそのお手伝い

  • 2019.04.23 Tuesday
  • 13:36

みなさん、こんにちは。シューズアドバイザー藤原です。

 

さて、日本のランニング雑誌や情報サイトは、どこまで行ってもトレーニング重視、トレーニング第一主義、「ランナーズワールド」のような"シューズにも重きをおいた特集や記事"にはなりませんね。ランニングという行為そのものに深く関わるシューズですから、もっともっとこんな風に特集が組まれてもいい、スポットが当たってもいい。

シューズメーカーのスポンサーももっと考えたほうがいいですよ、これでは(笑)そう感じてしまいます。

 

 

トレーニングが大事なのは、当然そうですし、エクササイズの本質なので分かりますが、それより、一番に気になるのが"走り方にシューズを合わせる"とか、"走っていれば自然と走り方が身につく"といった、シューズの影響力をみくびったような、ランナーに対する"性善説"論的な、そんな話が雑誌などに掲載されており、とても気になります。

 

シューズを中心に考えたフォームという考え方は、何故ないのでしょうか?シューズをテーマに仕事をしている人間として、またランナーとして、現在の筋力で走れる走法を目指すというのは、ランニングというエクササイズをするのではなく、ランニングができるレベルを維持するということなのでしょうか?フォームがよい状態とは、無駄がない状態を目指すこと、重力と自然に向きあうことだと思ってます。無駄のないフォームをシューズとともに目指すのはランニングのコツをつかむことそのものだと思うんですが。

 

酸素運搬能力を上げるトレーニング、またそれのギリギリのレベルでのトレーニングは、まさに”エンジン”と”燃費”の要素を高め、その重要性、必要性に意義はありませんが、その効率をあげる無駄のない動きは、それら自体にも影響を及ぼすはず。

 

選手は、最も速いランナーが賞賛され、それが目標の最終形です。

対して、市民ランナーのそれはそうでない。長い距離が走れる、タイムが速いなどということは、それの表面的な評価あって、それよりもはるかに身近なテーマとして、怪我なく、長く、ずっと走りたい、ということがまさに大きな目標なわけです。

 

アダーナン・フィンの「駅伝マン」で”足が上がらない走り”と書かれたその日本伝統のピッチ走法は、私は、まさにシューズが作ったのだと考えています。それは、合理的な側面はありますが、現在は選手の世界では、ケニア・エチオピアなど諸外国に遅れをとっていることも、それを上回る効果がない証拠です。

 

走っていれば、自然に走り方が身につく、というのは、このフォームの話では、まさに正論だと思います。足の上がらない日本人走りは、クッション性のない接地感のあるシューズで足を作るという伝統的な考え方から生まれた走法だと言えます。それこそ筋力のない、走り方のわからないランナーが、それらのシューズだけで走れば、クッションがなく、重心移動のアシストがないわけで、足を地面に置いて、衝撃を感じる前に、すぐまた足を置く、というようなピッチ走法になりやすいと思うんですよね。まさにシューズが作り出した、日本のシューズカルチャーが作り出した走り方です。

 

一方で選手には筋力があり、ストライドは出てるようなピッチ走法になりますが、市民ランナーでは、ピッチ走法というよりチョコチョコ走法になりやすい。足が上がっていない走りは、かっこ悪く、写真写りが悪いばかりではなく、前に進みません。筋力に合わせて、前に進むことよりも、地面からジャンプすることを捨てた、ストライドが出ない走り方を選んでいるわけですからね。

 

だから、私は、走り方に合わせたシューズ選びをしません。だってそれを肯定することが、そのランナーが不満に思っているテーマそのものだからです。接地が長かったり、足が前に出ていたり、それをシューズを使って整えることで不満点がクリアされるケースがほとんどです。怪我、フォームの良さ、タイムアップ、まさに無駄をなくすプロセスに他なりません。

 

筋力がないから、合わせた走り、走っていれば自然にフォームは身につく、それは本当にエクササイズじゃない。

ランニングにも技術があって、そして、より良い体型、必要な場所に筋力があれば日常生活だって有意義です。ですから、ちゃんと使うべき箇所を使えれば、つくべき筋力もつき、そして、自然な走りへと、それがエクササイズじゃないですか?

そして、そのプロセスでシューズが大きな役割を果たしてくれます。だから履くんです、シューズを。もっと関心を持ってください。厚底だ、薄底だと討論する前に。

 

ランニングというスポーツは、無駄のないフォームで走れれば、ストレングストレーニングになります。ジャンプして、前に行くわけですから、ふくらはぎだけが発達してるとか、左右どちらかの肩ががっくり下がっていたりとか、足だけが働いているようなフォームはおかしいし、それを野放しにしておけば、そりゃスランプやストレスが出てきてしまいますよね。

 

前に進む走り方のテーマは、「重力」に尽きます。というか、結局地球上にいる限り、フォームの良し悪しもこれに尽きます。重力をテーマにした力学的なアプローチの中で、無駄をなくしていくことでしょう。そのランナー一人一人の個性を失うことではなく、無駄ないのフォームとは重力が味方になっているフォームだと言えます。

 

イメージとして、”最短の軌道で重いシューズを動かすこと”、それにつきます。軽いシューズは本当に軽いだけ、というばかりではなく、”軽いからできる動き”をしてしまう可能性もあります。上述のピッチ走法もそうです。

 

逆に重さをあきらめた動きもマイナスです。ある程度物量があるものを無理に動かせば、重さを感じます。あとサイズが大きくても。足をあげたら落ちますからね。それにしても300gが本当に重かったら走れないですよ(笑)最短の軌道で重いシューズを動かすことで、臀筋やハムストリングを自然に使うことになります。また、オンオフをはっきりさせることもリラックスした無駄のない走りに欠かせません。シューズのクッションと安定感から出る重心移動のサポートも大きいです。

 

最短軌道で、オンオフをはっきりとした動きは、シューズがその動きを助けるようにできています。

デイリートレーナーシューズは、体のバランスを崩し、接地時間を短くする道具、体も接地時間を短くすることで、体の”抜き”を覚えていく。これは重力・力学が味方になっているプロセスです。

 

ジャンプが出来なくなって、ランで心拍数が上がってしまうなら、それはエクササイズをランからウォーキングに切り替えるときですし、またランニングをはじめるプロセスはその逆です。少しずつランに移行するのが理想でしょうね。シューズメーカーも、新しい素材やエナジーリターンとか局所論ではなくて、その全体構造から得るシューズのベネフィットをもっと伝えるべき、そう思います。

 

 

〜ジャストフィットのお手伝い〜

シューズアドバイザー

F・Shokai 藤原商会 代表:藤原岳久

 

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